「タイ伝統医学」では宇宙の構成要素であり、 人体構成要素を「土・水・風・火」の4つに分類
さて、「タイ伝統医学」では宇宙の構成要素であり、
人体構成要素を「土・水・風・火」の4つに分類しています。
これらの4大要素を「タート」または「ソムットターン」。
「タイ伝統医学」は古代インド医学の「アーユルヴェーダ」 の影響を強く受けていますが、地理的にも近い中国からも影響を 受けているようです。
日本の東洋医学にも通ずる要素を感じています。
「土・水・風・火」の4つの特徴を見ておきましょう!
こちらは、わたくしの誕生日からのエレメント診断。
1番は私は「土」中心分のところは「水」なので
ベースは「土」×「水」だけど水の要素も影響してきます。
■「土:タート・ディン」 「土」の要素で燃やすと土に返る性質を持つものです。
東洋医学では「土」は臓腑で言えば「脾・胃」ですが、
一部が当てはまりますがもっと大きな概念です。
●「土」が構成する20の器官
毛髪、体毛、爪、歯、皮膚、筋肉、靭帯、骨、骨髄、脾臓、心臓、 肝臓、筋膜、腎臓、肺、大腸、小腸、新しく食べた物(胃の中にある食物)、
古い食べ物(腸の中にある食物)、脳(脊髄)。
●「ジャオルアン」(先天的な遺伝性素因)が「土」の場合
体格は大きく、肌はやや黒く、髪は多く黒い、
声は大きくよく通り、 骨は丈夫で太い、体重は重く、
肥えていて頑丈で各器官も健康です。
■「水:タート・ナーム」
「水」の要素で流れたり浸透したりする性質を持つものです。
東洋医学での「水」である「津液(シンエキ)」の概念に近い
- 「水」が構成する12の体液 血液、汗、胆汁、痰、膿、涙、リンパ液、脂肪、唾液、尿、鼻水、滑液。 ●「ジャオルアン」が「水」の場合 身体や身体の各器官は健康で、スタイルが良く、肌ははりがあって明るく、目がきれいで涙が多く、歩き方のバランスが良い、髪は美しく量が多い、食事や行動はゆっくりしていて、飢え、寒さ、暑さに我慢強い、 声がよく通り、性欲が強く子供が多い。
消極的で怠惰な部分(なまけもの)なとことがあります。
■「風:タート・ロム」 「風」の要素で動く事ができる軽い性質を持つものです。
東洋医学での「気」や「経絡」の概念に近いです。
●「風」が構成する6つの動作 頭からつま先へ流れる「風」(動き)、
つま先から頭へ流れる「風」、
お腹の中を流れる「風」、胃や腸の中を流れる「風」、
血液の中を流れる「風」(東洋医学での「営気(エイキ)」)、呼吸。
●「ジャオルアン」が「風」の場合
乾燥肌でかさつきやすく、痩せ型、髪は薄く、関節は動かすと音を立てる、
臆病で嫉妬心が強い、熱しやすく冷めやすい、寒さに弱く、不眠傾向、
おしゃべりだが声は低く不明瞭、性欲は淡白で子供が少ないです。
■「火:タート・ファイ」 「火」の要素で燃焼して熱を発生させる性質を持つものです。 東洋医学での「火」の要素より狭義というか直接的な意味合いです。
●「火」が構成する4つの熱 体温の「火」(熱)、高熱(身体の火照り)の「火」、 成長または老化させる「火」、消化の為の「火」。
●「ジャオルアン」が「火」の場合 毛髪、体毛、ひげはやわらかく、若くして白髪になりやすい、 お腹が空いて食欲が旺盛で、暑さに弱く、忍耐力にかけ、せっかち、 関節のしまりが悪く、口臭や体臭が強い、性欲は中程度。